[バングラデシュ2024キャンペーン] 14. 光州抗争とモンスーン革命

モンスーン革命の学生指導者を韓国に招待してほしいというムスタイン·ヴィラ·ザヒル(Mustain Billa Zahir)さんの要請に接し、李高恩(イ·ゴウン)先生と私はいろいろと検討しました。 メールを受け取った8月26日から約1ヶ月間、国際メディアに報道されたモンスーン革命を調査し、バングラデシュの全般的な状況を理解しようと努力しました。

 

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Bangladesh July revolution

 

 

ついに9月27日<615合唱団>一日酒場に参加して<舞踊靴>実行委を開き、10人の実行委員の中から6人が参加した中で、来年の色々な事業と共に今年最後の事業としてバングラデシュキャンペーンを進行することを決めました。

 

 

この決定には、モンスーン革命が光州5·18抗争のように大きな犠牲を払った民主化運動という点が最も大きく考慮されました。 反政府デモ中に約650人が警察の発砲で死亡したと報道されましたが、調査が進み、10月末現在、約1500人の死者が把握されています。 それだけでなく、視力を喪失したり、肢体不自由を引き起こすほど重傷を負った国家暴力の犠牲者が3万人を上回ると集計されました。

 

 

全斗煥政権は光州抗争の犠牲者が194人だと発表しましたが、これを信じる人はいません。 生存者と遺族は犠牲者が2千人余りに上ると主張してきました。 光州抗争はきちんと調査されないまま数十年の時間が経ってしまいましたが、モンスーン革命では虐殺を行ったハシナ政権が崩れたため、犠牲者の調査がすぐに始まり、犠牲者の実情が具体的に明らかになっています。

 

ザヒル氏は、バングラデシュのモンスーン革命を韓国の光州抗争に結び付けます。 彼は2012年夏に光州518アカデミーに参加して以来、光州抗争や大虐殺、そして続く抵抗や民主化運動に深い関心を持ち、これがきっかけで後に聖公会大学院で韓国の民主化運動を研究するに至りました。

彼は論文でアジア民主化過程で市民社会の役割が非常に重要だと強調しましたが、そのためバングラデシュに帰国した後、青年学生の人権教育プログラムを創始することになりました。

 

 

学位を取得した後、ザヒル氏は「民主化運動記念事業会」の研究プロジェクトに参加し、何度も光州を訪れ、2023年には「民主化運動記念事業会(KDF)」によって国際民主化広報大使に任命されました。 モンスーン革命の成功で構成された臨時過渡政府で、ザヒル氏は憲法改革委員として活動しています。

 

 

ザヒル氏は、光州抗争の犠牲者がどのように把握され、記録されたのか、遺族がどのような礼遇を受けたのか、発砲責任者がどのように処罰されたのかについての諮問を求めたがっていました。 ザヒルさんが最初のメールで要請した4つの事項のうち、3つの項目が光州抗争の経験を学ぶためでした。

 

彼は韓国の団体に、(1)モンスーン革命を記録する方法と(2)革命中に発生した国家暴力の真相を明らかにし、責任を問う体系的な方法について諮問することを望み、(3)518記念館をモデルにモンスーン革命記念館を設立できるよう支援するよう要請しました。

 

 

バングラデシュの青年学生訪問団を招待したKDFと<ピースモモ>と<モンスンクラブ>が訪問団の光州日程を用意したのも、このような要請に応えたためです。

 

モンスーン革命訪問団は3日の光州の日程を通じて518国立墓地を訪れ、参拝し、518財団を訪れ懇談会を開き、518記録館を訪れ、光州抗争がどのように記録されたのか、そしてそのような記録を残すためにどのような努力を傾けたのかについて調べました。

 

 

訪問団はまた、光州市民と会って懇談会を開き、モンスーン革命の背景と経過と結果が光州抗争のそれと軌を一にする民主化運動であることを繰り返し明らかにしました。

 

 

ザヒル氏がモンスーン革命を光州抗争と同一視したりしましたが、違いもあります。 1980年の光州抗争は全斗煥クーデター勢力によって鎮圧されましたが、2024年のモンスーン革命はハシナ政権を倒すことに成功しました。 モンスーン革命は、光州抗争（1980）からろうそく革命（2016）に至る韓国民主化運動を一つにまとめたものと同じだというのが私の考えです。

 

 

バングラデシュにはまだ軍部と全政権の残存勢力の脅威が残っていますが、臨時過渡政府がこれを克服し、革命を平和的に定着させるならば、これはバングラデシュ民主化の重要な道しるべになるでしょう。

 

バングラデシュ人がモンスーン革命を「第2の独立」と呼ぶのも無理はありません。 (jc, 2024/11/13)